「国宝」文庫版(上・下巻)


定価:各880円(税込)
★★★ 『国宝』120万部突破&映画大ヒット御礼! ★★★
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鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある――。
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!
芝居だけに生きてきた男たち。その命を賭してなお、見果てぬ夢を追い求めていく。
極道と梨園。
生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。
芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。『悪人』『怒り』につづくエンターテイメント超大作!
●内容紹介
1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。
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