恒例の『活弁による無声映画上映会』を開催致します!
映画に音声がついていなかった時代の無声映画に現代の弁士さんがアテレコを交えて解説します。
当時の建築物のデザインや衣装、人物像など貴重な映像が見られ、映画好きの方には、たまらない体験ができます。
ちなみに現在も活動している活弁士さんは20名以下。
ここでしか見られない希少な体験をご提供します。
★「無声映画(サイレント映画)」って何だろう?
映画の発明は19世紀、米のエジソンや仏のリュミエール兄弟によると言われていますが、1927年、トーキーと言われる音声付映画「ジャズシンガー」が発表されるまでは、映画には音がなかったんですよ!海外から輸入しても映像に字幕を載せる技術もない……。それでも娯楽のなかった時に音声や音楽がなくても映画が観られることは大変な驚きだったんでしょうね。
★「活弁士」って何だろう?
活動弁士の略称。サイレント映画時代、スクリーンの傍らで映画の解説、登場人物の台詞(せりふ)、情景の説明などを行うのを職業とした芸人で、まさに日本独自の文化だったのです。サイレント末期になると『弁士自身の個性ある話芸を聞かせる』時代へと推移したそうです。
1926年ごろは日本全国で7576人の弁士がいたそうです。過去には徳川夢声さんというスターもいましたが、現在では澤登翠(さわとみどり)さんをはじめ、わずか20人ほどしか残っていません。活弁LIVEが観られるのは、とーってもレアな事なんですねー!
生の声と演奏がある活弁はそのライブ感から今、再注目されています♪
★「活弁やまがた屋」とは?
映画評論家の山形淳二が活弁の脚本制作と演出をし、無声映画にアテレコ技術を取り入れ、台詞や語りをつけたスタイルで上映会をしたところからスタート。映画解説だけに留まらない新しい活弁を追求。女性ならではの子供から老人まで幅広く演じ語るれるグループとして活動の幅を広げています。現役の女性弁士さんの熱のこもったLIVEを是非お楽しみください!
★ご覧になった方の感想
(江戸川区20代女性)
お二人がどのタイミングで入れ替わられたのか、一本目は全く分からなかったです。観ている人に違和感を与えず交替できるのはプロだな、と驚きました。性別・年齢の変化やSE(効果音)も声に出せて違和感がないのはすごいと思いました。現代のコメディも面白いが、小さい子でも分かる、誰でも映像の意味が分かる作品でどちらも楽しかった。より上品で軽く楽しめる素敵な作品だと感じました。
(練馬区50代女性)
声がとても聞き取りやすく、全ての言葉が漏れずに耳に入ってきました。早口のところもあるのに、さすがだと思いました。100年も前の映画なのに普遍的なものがあるのですね。この先の時代でも観ていて楽しいと思います。
(我孫子市70代女性)
きれいな声が耳に心地よいです。昔のお笑いはこんなのだったんだなぁと、時代によって笑いの種類の違いが分かりました。
(松戸市70代女性)
七色の声とは聞きますがその通り。色々な言葉が出てきて、毎回楽しみで感心しきりです。本当に楽しい。日本の芸人さんも見て、勉強すれば良いのに。毎回、クスッと笑えて楽しく観てます。これからも応援してますヨ。
(松戸市80代男性)
滑舌の良さに感服。男と女の声のめりはり、非常にグッド。映画は100年前と思えぬアイディア、素晴らしい。初めての鑑賞でしたが次回が楽しみです。有意義なひとときでした。
(柏市80代男性)
セリフのテンポの良さが気に入りました。また、声色の使い分けも良かったです。ギャグが何とも楽しかったです。
(柏市50代女性)
はっきりとした分かりやすい声で楽しませてもらいました。これからも頑張って下さい。初めての作品でしたが、分かりやすい活弁が入ることで楽しませてもらいました。面白かったです。
★開催日時
【日時】1月31日(金) 14時00分開場、14時30分上映予定
【会場】松戸市民会館
千葉県松戸市松戸1389-1(松戸駅東口徒歩8分)
【入場料】500円(中学生以下無料)
お子様連れも大歓迎!
【活弁士】
★川端麻衣
★小山みか
【上演作品】
★「影法師」(62分)
剣戟王として大正・昭和を駆け抜けた世紀の二枚目俳優、バンツマこと坂東妻三郎の最高傑作!
弱きを助け強きをくじく愛と正義の男。
江戸の怪賊、影法師が悪と戦う剣戟恋愛劇。
お申込み方法
★事前お申込み不要です★
会場で直接チケット(500円)をご購入下さい。
お問い合わせ
ASA新松戸南部「無声映画上映会」係まで